
取得学位 | 博士(獣医学) |
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研究室・ユニット名 | 獣医細菌学 |
研究キーワード | 細菌学 診断法 乳房炎 |
牛乳房炎の細菌学的研究およびその診断法・鑑別法の開発
研究の概要・特徴
乳房炎は、国内の乳牛の傷病事故の約3割を占め、大規模な経済損失を酪農産業にもたらしています。乳房炎の原因の多くは細菌ですが、その種類は非常に多様で、治療の方法や防除の方法はそれぞれ異なります。通常、原因細菌の特定には時間を要しますが、このステップを短縮できれば、より早期に治療や防除の対策を開始できます。これを実現するために、菌種ごとの特徴を調べ、その違いから迅速に鑑別できる技術の開発を目指して研究を進めています。また、それぞれの菌がどのように乳房炎を引き起こすのか、どのような治療法が効果的であるのかといった点についても、併せて研究を行っています。
産業界等へのアピールポイント(用途・応用例等)
「現場での活用」を目標に、細菌学研究を通じて新たな技術の開発を目指しています。本学が擁する多くの専門家と連携し、現場のニーズを意識しながら研究を進めています。