藤田 佳也

循環農学類

藤田 佳也 ふじた よしや

教授

研究室番号
中央館913

教員・研究室

取得学位 文学修士
研究室・ユニット名 英語圏文化
研究テーマ 「言語」「文化」「表現」を読み解く方法について学ぶ
学びのキーワード 文学英語言語文化表現芸術
教育・研究への取り組み 主に英語圏における文学作品、映画、コマーシャル、広告、絵画、写真といった様々な表現を具体的に「体験」しながら、「言語」「文化」といったものを読み解く方法について学びます。研究を通して「知識」よりも「方法」を身につけることが目標です。
受験生へのメッセージ 異文化の表現は、私たちに他者理解のヒントを与えてくれます。そして、他者理解ということを考えるとき、自己理解という問題が浮かび上がってきます。考える主体である自己を見つめざるを得なくなるからです。異文化の表現を学ぶことを通して、自分自身について一緒に考えてみましょう。

研究シーズ

研究キーワード 英語圏文学 英語圏文化 異文化間コミュニケーション
英語圏の文学、文化、および異文化間コミュニケーション
研究の概要・特徴

 英語で書かれた文学を日本の大学の教室で学ぶことには、さまざまな意義がある。一方には、文学テクストを通して英語という言語を具体的に体験し、その用法を身につけるという、主に言語に関わるもの。もう一方には、英語と日本語の違いや、その背景にある文化の特徴やその違いについて理解を深めるという、主に文化に関わるものが挙げられる。
 そしてこれらに加えて、他者理解とそれにともなう自己理解の作業を通して、コミュニケーション能力を養う、という重要な意義もあげることができる。このコミュニケーションという要素は、言語と文化と強く結びつき、またそれらを結びつけるものでもある。
 コミュニケーション能力の養成という観点から文学をとらえた場合、教室での目標の一つは、コミュニケーションの一つのあり方としての文学というものがどのように働いているのか、言葉をかえると、テクストを構成するさまざまな要素がどのように関連しあって読者に向けてメッセージを作り出しているのか、ということを文学テクストを通して具体的に体験し、理解を深めることだといえる。
 それに続く目標は、文学の講義を通して得られる知識や洞察を通して、教室の外における日常の言語使用やコミュニケーションに対する意識を活性化し、学生たちが、他者理解、そして自己理解のヒントをつかむ、ということになるだろう。
 特に現在は、教室においてこういった学びを実現するうえで、どのような方法が有効か、というテーマに取り組んでいる。

産業界等へのアピールポイント(用途・応用例等)

異文化の表現は、私たちに他者理解のヒントを与えてくれる。そして、他者理解ということを考えるとき、自己理解という問題が浮かび上がってくる。なぜなら、他者を理解しようとするとき、考える主体である自己を見つめざるを得なくなるからである。異文化の表現を学ぶことを通して、自分自身について考えることは、コミュニケーション能力の養成という、非常に実用的な効用をもっているといえるのではないだろうか。