志賀  聡

循環農学類

志賀  聡 しが さとる

教授

研究室番号
中央館 1002

教員・研究室

取得学位 学士
研究室・ユニット名 農業科教育課程
研究テーマ 教科「農業」における理論と実践が融合する指導法や教育課程の研究
学びのキーワード 教職教育課程理論と実践教材開発地域の実態北海道農業
教育・研究への取り組み 学習指導要領や教育課程、北海道の農業高校等の実態について理解した上で、北海道版の教科「農業」の教科書の出版を目指します。そのためには、作物の栽培や調査などの演習から、実験・実習を中心とする農業の学習のための教材を開発するとともに、理論と実践が融合するテキストや指導法の研究をします。
さらに、地域の実態や地域課題を取り入れた探究活動、最終的には学校教育目標を実現するための学校運営などについて研究します。
受験生へのメッセージ 農業科教育課程研究室は、新しくできたばかりの研究室ですが、教材等を作成するためのに、作物を栽培したり、調査したり、分析したり、新しい栽培方法を考えたりと実際に実験農場や現地に出て研究活動を行っています。こんな活動の積み重ねから、学生とともに研究室独自の教科「農業」の実学データベースを構築し、教材を開発しています。こんな研究室に所属して、皆さんも「できる教師」を目指しませんか。

研究シーズ

研究キーワード 農業教育 教育課程 教材開発
農業教育における北海道版の教科書や教育課程等についての研究
研究の概要・特徴

 高等学校の教科「農業」で使用される北海道版の教科書を作成したいと考えている。一般的に教科書は、全国統一・全国共通でつくられている。このことは学習指導要領の役割として教育水準を全国的に確保することを明示しているため、特に義務教育では全国統一の教科書は納得できる。一方で、地域の現状や課題を捉え、地域社会と協力して教育活動を行うことも同時に示されており、高等学校の教科「農業」では、地域で生産されている作物などを実験・実習にに利用されることが非常に多いことから、各地域の農業高校では、全国版でつくられた教科書は購入するものの実際の栽培の学習では使用されていないのが実態である。このようなことから、本研究室では北海道の地域の教科書やテキスト等を作成する教材開発を行うことを主たるテーマとしている。
 また、全道・全国の農業高校では、特色ある取組を各学校の教育課程に位置付け、地域と協働して実施している学校が数多くあることから、その取組の背景や実施に至るまでの工夫や予算、課題などについての事例について研究する。
 

産業界等へのアピールポイント(用途・応用例等)

 北海道には農業高校が約30校あり、北海道版の教科書やテキストを作成することにより、利用や購入を検討する学校があると思われる。