村上 高志

獣医学類

村上 高志 むらかみ たかし

講師

研究室番号
動物医療センター 205

教員・研究室

取得学位 博士(獣医学)
研究室・ユニット名 生産動物外科学
研究テーマ 牛の護蹄管理と分娩に関する研究
学びのキーワード 乳牛削蹄蹄病跛行分娩難産
教育・研究への取り組み 現代の酪農において、跛行は繁殖管理、乳房炎対策と並ぶ大きな課題となっています。生産動物外科学ユニットではそんな跛行を減らすべく、護蹄管理や削蹄、蹄病治療を実際の酪農現場において実務的に学びながら研究をしています。肢蹄に関わる専門知識や技術を習得することは、トータルで牛群管理をサポートしていくことにつながります。
受験生へのメッセージ 牛舎内で飼育されている牛には、伸びてくるツメ(蹄)を人間が適切にケアしてあげる必要があります(削蹄)。それが疎かになれば、跛行を引き起こします。肢が痛い時にいつも通り生活することはとてもつらいですよね。食生活はじめ我々人間社会に大きな貢献をしてくれている牛たちに、出来る限り快適な環境を提供していくことが、獣医師の大きな仕事だと感じています。
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研究シーズ

研究キーワード 乳牛 跛行 蹄病
乳牛の跛行を減らし、安楽性を向上させるための研究
研究の概要・特徴

現代の酪農場では、蹄病による跛行が大きな問題となっています。その問題に対応していくことは、農場の生産性を改善させるだけでなく、牛により快適で安楽性の高い環境を提供することにつながります。具体的には、牛にとって正しい治療法とはどんなものであるか?また、各農場で蹄病発生のリスクとなっている要因は何であるかを調査・特定することにより、乳牛を苦痛や疼痛から解放することを目標に研究を実施しています。

削蹄、蹄病治療の評価 削蹄、蹄病治療の評価
定期全頭削蹄時の蹄病スコアリング 定期全頭削蹄時の蹄病スコアリング
産業界等へのアピールポイント(用途・応用例等)

蹄管理に獣医師がもっと積極的に関与することが大切と考えています。そうすることで、職人技となっている削蹄に科学的な視点をプラスしていくことができるはずです。また、予防対策に関しても、科学的根拠に基づいた解決策を実施していくことが可能となります。我々人間に食料を提供してくれている牛たちが苦痛から解放されれば、必ず人間社会にも良好な変化がもたらされると思います。