木村 宣哉

食と健康学類

木村 宣哉 きむら のぶや

講師

研究室番号
C3-406

教員・研究室

取得学位 修士
学士
研究室・ユニット名 公衆栄養学
研究テーマ 地域・集団・個人における健康についての研究
学びのキーワード 管理栄養士生活習慣地域保健健康寿命ヘルスリテラシー保健活動
教育・研究への取り組み 教育では主に保健所や保健センターに関する分野を担当しています。研究ではヘルスリテラシーや地域アセスメントなどの研究をしております。ヘルスリテラシーは健康に関する情報を扱う能力で、最近ネットやメディアなどでも真偽が曖昧な情報を目にしますので、これからの社会を生きる上で重要な能力といえます。
受験生へのメッセージ 医療系の学部の中にあることが多い管理栄養士課程ですが、本学では食に関する学類に位置するので、乳製品や食肉加工といった食品に関する本格的な経験もできます。健康の側面だけではなく、食事にも興味がある方はぜひお越しください。

研究シーズ

研究キーワード ヘルスリテラシー 減塩
ヘルスリテラシーや減塩に関する研究
研究の概要・特徴

【ヘルスリテラシー】
 ヘルスリテラシーとは、健康に関する情報の収集・理解・評価・活用を指す概念です。最近注目を浴びてきた分野であり、アメリカでは健康政策において重要なトピックスとして掲げられているほか、日本においても従業員のヘルスリテラシーの向上は経済産業省の健康経営制度の評価指標となっています。これまでの研究によって、ヘルスリテラシーが低いことは、予防サービスを活用しない、慢性疾患の管理が困難、職場で怪我をしやすい、死亡率が高い等々が報告されています。
 これまでの私の研究では、労働者や地域住民を対象としたヘルスリテラシー調査を行っており、ヘルスリテラシーが高い人で野菜類摂取量が多いことなどを明らかにしています。

【減塩】
 疾患の食生活上のリスクとして、食塩摂取量は世界及び日本において最重要課題となっています。一方で、減塩食品は味が薄いといったイメージもあり、美味しい減塩食品が求められています。近年はコンビニやスーパーマーケットでの減塩食品も展開されており、企業の減塩の取り組みが重要視されています。
 現在私が計画中の研究では、リーフレット教材を使った減塩効果を明らかにすることを目的としています。

産業界等へのアピールポイント(用途・応用例等)

ヘルスリテラシーは最近ではアメリカの健康政策にも重要なトピックスとして扱われているため、今後の日本の健康政策においても重要性が増すことが考えられます。また、減塩は食生活の最重要課題として国からのニーズが非常に大きく、その取り組みは社会貢献にも通じるものと思います。